立久恵峡県立自然公園(島根県東部の風景) Fukutomi design office  元に戻る TOP画面
立久恵峡(たちくえきょう)は、出雲市南部の神戸川上流にあり、海底火山噴出物の堆積からなる岩山を、その川が侵食して形成した2kmに及ぶ峡谷です。谷は切り立った断崖で、杭を立てた様に見えることから昔は「立杭」と呼ばれ、今の立久恵になったとされています。特に奇岩怪石の屏風岩,神亀岩,天柱峰,ろうそく岩,袈裟掛岩,天狗岩,烏帽子岩,猿岩などが有名です。
また県HP.の観光情報によりますと、地形の特異性からか、この地には珍しい植物が群生しているそうです。
 
住所:島根県出雲市乙立町(おったちちょう)
地図地図:Google地図Google地図, Mapion地図Mapion地図, 国土地理院地図地理院地図
昭和39年4月17日に県立自然公園に指定、広さ約4.1Ku
神戸川(かんどがわ):飯石郡飯南町赤名にある女亀山(めんがめやま:830m)に源流があり、立久恵峡,出雲平野を流れて日本海に注ぐ川。※宍道湖に流れる斐伊川の水害対策として、分水路で神戸川に導き、日本海に排出する治水がなされている。
珍しい植物Wikipedia:イワヒバイワヒバWikipedia:ツメレンゲツメレンゲWikipedia:ヒメウツギヒメウツギ

 #F103,−3 撮影:2008/04/28  #F103−1,−2,−4 撮影:2008/04/28
 #F103−5 撮影:2008/04/28 浮嵐橋(ふらんきょう)  #F103−6 撮影:2008/04/28 浮嵐橋
 #F103−7,−9,−11 撮影:2008/04/28 霊光寺  #F103−8,−10 撮影:2008/04/28 天柱峰
 #F103−12,−14,−16,−17 撮影:2008/04/28  #F103−13,−15,−18 撮影:2008/04/28
立久恵山 霊光寺 当寺は今を去ること千百余年前 淳和天皇の御代高野山浮窓律師 当国に行脚の折 立久恵山麓の大河の深淵に 夜な夜な光を放ちて呼ぶ声ありと 里の人の伝えあるを聞き 川の辺りに至り 見給う処御佛一体大なる青甲の亀に乗り 水上に浮かばる。律師恐みて亀の背より薬師如来の尊像を棒持して 棘を別け岩角を攀ぢ高き天柱峰の巌窟に安置し懇(ねんご)ろに?拝供養せり。
 やがてこと天聴に達し 即ち黄金を賜(たまわ)り 御堂建立のため律師を当国に遣わさる時に天長二年なり 翌年御建立成就し明くる天長四年丁末三月十三日高野山僧正を下向せしめ 御堂供養修法成孰して亀淵山飛光寺の勅額を賜わり 爾来本尊薬師如来の霊験遠近に伝わり寺門?々栄え坊舎数多く並び 法義益々盛に興隆せりと当時由来緑起に伝われり。然る処星霜変遷?堂伽藍零落廃滅し 僅(わずか)に奥の院のみ残りて 全く廃寺となれなを地方有志之を嘆きて柤謀の大正七年その再建を発願し 工を起し天柱峰下景勝の地をトし〜
 よく分かりませんが、1100年と少し前、大きな青い亀に乗って現れた薬師如来を律師という方が天柱峰と呼ばれる山の石窟に安置したそうです。そのことが天皇の耳に入り、頂いた黄金でお堂などを建立したそうです。しかし奥の院を残してお堂は無くなってしまったようですが、大正七年にこの地に再建することを発願したとあります。
 #F103−19 撮影:2008/04/28 五百羅漢  #F103−20 撮影:2008/04/28
 #F103−21,−21b 撮影:2008/04/28 五百羅漢  #F103−22,−22b 撮影:2008/04/28
 霊光寺下の岩肌と石積みされた場所に石仏群が並んでいました。
案内板によりますと五百羅漢だそうです。形を留めていないものを含めると1000体を超えるそうです。石仏は大正7年の霊光寺再建時に発願され、その後岩肌に彫られたり、安置されたそうです。
 #F103−23,−25,−27 撮影:2008/04/28  #F103−24,−26,−28 撮影:2008/04/28 御所覧場
■立久恵温泉
泉質:含批素石膏食塩水泉
■立久恵温泉 御所覧場(ごしょらんば)
〒693-02 島根県出雲市乙立町5269 TEL:0853-45-0211
白い建物が御所覧場、道を挟んでその前が露天風呂またその前が川
 泉質:カルシウム・ナトリウム,硫酸塩・炭酸水素塩泉
 入浴:7:00〜22:00 料金:大人¥500−
■亀が渕 ■立久恵峡探勝歩道案内図
御所覧場>若槻公園>浮嵐橋>霊光寺>奥の院>如来岩,お経岩 ,五百羅漢>お里の滝>森の広場>三合閣,不老園>亀が渕>不老橋>御所覧場(露天風呂)
注:御所覧場露天風呂利用の駐車所は5〜6台しかありません。浮嵐橋上流の橋と駐車場工事の完成が待たれます。
 #F103−29,−31 撮影:2008/04/28  #F103−30 撮影:2008/04/28 烏帽子岩,不老橋
 #F103−32,−34 撮影:2008/04/28  #F103−33,−35 撮影:2008/04/28


補足資料
■注記:説明文に立久恵峡は2kmに及ぶ峡谷と書きましたが、実際に岩肌が立ち並ぶ様に見える範囲は200〜300mも無いように見えました。また珍しい植物も予め知識を得ていて、少し山に入って行かないと見れないのかもしれません。  下の写真は別の場所で撮影された、山の岩肌に生える植物です。立久恵峡の岩肌が見える場所に行くことはできませんでしたが、この様な植物が生えているそうです。
 #A001,−1 イワヒバ(別名:イワマツ)  #A002,−1 フウラン

撮影:又は撮影F:FUJIFILM FinePix−F410, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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